産業保健師の求人は希少
こんにちは♪産業保健師ハルコです。
このブログでは未経験から産業保健師への転職を目指す方に活用していただける情報を発信しています✨
今日は転職活動するうえで知っておいた方が良い「ブラック求人」の特徴についてお話したいと思います。
産業保健師の求人はなかなか出ないうえに倍率が高いため、転職難易度としてはやや高めです。
都市部以外では産業保健師の配置されている会社自体かなり少数なこともあり、難易度はより上がります。
もうどんな会社でもいいんです!
とりあえず産業保健師になるぞー!!
産業保健師はスタートラインに立つまでが大変ですもんね
でもその前に、知っておいた方がいい未経験者にとっての「ブラック求人」の特徴についてお話させてください!
この記事を読んでわかること
- 避けるべき「ブラック求人」を見極める方法
- 「ブラック求人」にありがちな特徴
せっかくの機会を無駄にしないために!「ブラック求人」の特徴
産業保健師になるために一番大変なのは転職活動ですよね。
受けても受けても、採用のお返事がいただけないことも多々あります。
そんな苦しい転職活動をしていると
どんな会社でもいいから、とりあえず入社したい
という気持ちになることもあります。
確かにまずは現場に飛び込むことが大切です。
でも、「ブラック求人」と知らずに入社してしまったら…?
せっかく入社したのに、耐え切れずに短期間で離職してしまうことにもなりかねません。
そんな悲劇を防止するために、現役産業保健師が考える「未経験者がくじけてしまいやすいブラック求人」の特徴をお話したいと思います。
「新規立ち上げ」なのに未経験歓迎
「新規立ち上げ」って?
「新規立ち上げ」とは、一からその会社の衛生管理体制を作り上げていくことです。
「新規立ち上げ」案件はお手本となる事例がないことや、会社内にノウハウを知っている人がいないことがほとんどです。
そのため「新規立ち上げ」は産業保健経験者が担うことが多いです。
「新規立ち上げ」にも関わらず「未経験者歓迎」と記載している求人は、以下のどちらかの理由があると考えられます。
- 「新規立ち上げ」だが、他に経験豊富な産業保健師がおりサポート体制がある
- 一人職場の予定だが、未経験でも「新規立ち上げ」が可能だと思っている
注意が必要なのは理由②の場合です。
一人職場での「新規立ち上げ」にも関わらず、「未経験歓迎」をうたっている会社の場合、衛生管理体制を一から作り上げていくことの大変さを理解していない可能性があります。
せっかく入職したとしても、周囲の理解不足からサポートが得られない場合があります。
専門職なのに、何も分からないの?
と言われてしまうことも…。
そんな事態を防ぐためにも「新規立ち上げ」にも関わらず「未経験歓迎」をうたっている求人の場合は、必ず入社後のサポート体制について確認するようにしてください。
短期間で頻回に求人情報が出ている
短期間で頻回に求人情報を出している会社も少し注意が必要です。
新しい人が入職しても定着しずらい環境かもしれません。
例えば人間関係の派閥があったり、地雷となる同僚がいるなど…。
単純に業務の増加に伴うスタッフ増員の場合もあるので、なぜ短期での再募集なのか理由を確認してみてください。
自分で確認しずらい場合は、エージェントに確認してもらうことも可能です。
面接で「人間関係のトラブル」について聞かれる
面接時に「人間関係のトラブル」について尋ねてくる企業は、その職場自身が人間関係のトラブルを抱えていて、人が居つきにくい可能性があります。
先ほどもお話したような人間関係の派閥があったり、地雷となる同僚がいるなどです。
入職後に
こんなに働きにくい環境だと思っていなかった…
とならないように、あらかじめ「何かトラブルの原因があるのかもな」と心にとめておくべきです。
前任者からの直接の引継ぎがない、もしくは期間が短い
産業保健師の業務は想像しているよりも多くて複雑です。
産業保健師の仕事のことだけではなく、会社のルールや部署名、管理職の名前など覚えることもたくさんあります。
未経験からの転職の場合引継ぎがないと行き詰り、仕事にならないことも…。
同僚の保健師がいたとしても、業務が忙しく十分なフォローを受けられない可能性も高いです。
求人票に「引継ぎあり」と書いていても、いざ入職すると前任者が有給消化でほとんど出社せず、対面での引継ぎがほとんどできないこともあります。
入職前に以下の2点については必ず確認しておきましょう。
- 引継ぎ資料はあるのか
- 対面での引継ぎ期間はどれくらいか
産業保健師の業務の線引きがあいまい
企業によっては産業保健師の仕事が正確に把握されていないこともあります。
社員の健康管理をするために入職したのに、管轄外の事務仕事ばかり手伝わされる…。
なんて嫌ですよね。
もちろん産業保健師として雇われているとはいえ、コピー用紙の補充など会社の雑務もこなさなくてはいけません。
しかし中には繁忙期に経理事務を手伝わされたというケースもあるようです。
そんなことにならないよう、事前に産業保健師として求められている仕事の内容とそれ以外に求められている仕事はないか確認しておくことをオススメします。
長く働くために、こちらも「良い求人」を見極める必要がある
いかがでしたか?
今日は 「未経験者がくじけてしまいやすいブラック求人」の特徴 についてお話しました。
産業保健師の求人はとてもレアです。
せっかく入職できたのに早期離職しないために、あなた自身が「良い求人」を見極める目線を持っておくことも大切です✨
入職して終わりじゃないですもんね!
続けていける企業を見極めようと思いました💦
看護師からの転職にありがちなのですが、産業保健師の仕事は「なんとなく楽そう!」と幻想を抱かれがちです。
幻想を抱きすぎてしまうと、入職後に現実とのギャップから心が折れてしまうことも…。
「とりあえず経験を積んで、次の転職への足掛かりにする!」と覚悟しているなら「ブラック求人」は上手く活用することもできます。
あなたにとって良い求人はどんな条件でしょうか?
一度振り返ってみてくださいね♪
- 入職後のフォロー体制について確認
- 頻繁に求人情報を出していないか
- 引継ぎ資料の有無
- 対面での引継ぎ期間
- 産業保健師の業務の線引きがはっきりしているか