【看護業界のレア職業】産業保健師ってどんな仕事?看護師からOLに?

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この記事でわかること

はじめに

こんにちは♪産業保健師ハルコです。

このブログでは未経験から産業保健師への転職を目指す方に活用していただける情報を発信しています✨

本日は「産業保健師の仕事」についてご紹介です!

ハルコ

看護師・保健師資格を活用できる職場は病院や施設だけではないんです!

看護師なのに大手企業のOLとして勤務できる「産業保健師」という仕事をご存じですか?

Ns.なっちゃん

聞いたころあるような…
でも私の知り合いにはいないなあ

学生アイちゃん

私も知らなかったです!
そんな仕事があるんですね!

ハルコ

看護学生の方たちにとっては、まだ聞き覚えのない職業かもしれませんね。

今回は看護業界のマイナー職種「産業保健師」についてご紹介します♪

この記事を読んでわかること

  1. 産業保健師とは?
  2. 産産業保健師の仕事の特徴
  3. 産業保健師はこんな人におすすめ!

「産業保健師」ってどんな仕事?

産業保健師とは、企業で働く「保健師」のことです。産業看護職ともいいます。

ハルコ

「保健師」と聞いて一番最初にイメージするのは都道府県や市町村で公務員として勤務する「行政保健師」ではないですか?

Ns.なっちゃん

そうそう!
保健センターとかに勤務している人たちのことですよね!

ハルコ

「行政保健師」は2020年から世間を騒がせている新型コロナウイルス関連のニュースでとりあげられることが多く、世間での認知度も上がっています✨

では、「産業保健師」とはどのような仕事か簡単にお話しますね♪

産業保健師とは・・・

簡単にいうと「会社の保健室」に勤務する保健室の先生のような存在です。企業で一社員として雇用され、その企業で働く社員全員の病気の予防・健康の保持増進を行う専門医療職のことをいいます。

仕事の内容は健康診断やストレスチェックの実施、健康イベントの企画・運営、社員のメンタルヘルスケアなど多岐にわたります。

「産業保健師」は看護職の中ではかなりマイナーな職業なので、周囲にあまりいないのではないでしょうか?

厚生労働省の「平成30年 衛生行政報告例(就業医療関係者)」によると、保健師52,955人のうち、「産業保健師」として働いている人は3,349人(約6.3%)とかなり少数です。

保健師の就業場所 人数(人) 割合(%)
市町村2966656
保健所810015.3
事業所(企業)33496.3
病院33076.2
診療所20033.8
その他20143.8
都道府県13512.6
介護保険施設13362.5
学校・研究機関11482.2
社会保険施設4210.8
訪問看護2590.5
助産所10
合計52955100
参考: 「平成30年 衛生行政報告例(就業医療関係者)」
ハルコ

保健師の大半が市町村や保健所で就業しているのに比べ、事業所(企業)で働く保健師がいかに少ないかがよく分かるデータですね。

「産業保健師」の特徴

特徴1:看護職の中では身体的負荷が少ない

「産業保健師」の役割は社員の健康管理なので、医療行為や夜勤勤務がない職場がほとんどです。

夜勤を経験したことがある方ならよくご存じかと思いますが、夜勤は年齢を重ねるごとにきつくなってきますよね。産業保健師の場合、日勤のみで仕事ができることと体位変換などの看護援助がないため比較的身体的負担が少ないです。

そのため年齢を重ねても続けやすく、長期間同じ会社で働く人も多いです。

特徴2:仕事はほとんどデスクワーク

産業保健師の仕事はほとんどパソコンを使用したデスクワークです。

社員の健康情報の管理や、社内メールの発信、健康イベントの企画・立案、健康情報の発信など常にパソコンを使って作業するためWordやExcel、PowerPointなど最低限のパソコンスキルが必要になります。

特徴3:一人職場が多い

「一人職場」とは産業保健師を1名のみ配置している職場のことです。

産業保健師3,349人のうち、約4割が「一人職場」に勤めているといわれています。

なぜなら、労働者を50人以上雇用する企業には「産業医の選任義務」がある一方で、企業の規模に関わらず「産業保健師には明確な配置基準が設けられていない(選任義務がない)」ためです。

なのでひとつの事業所に産業保健師を一人配置している会社が多いです。目安としては産業保健師1名が社員約1000名を担当しています。

同じ会社で働く同僚のほとんどが医療関係者ではないため、一般のサラリーマンに囲まれて仕事をすることになります。

産業保健師は数少ない医療職として会社の健康経営のための調整役を担うことが期待されており、積極的に「報告、連絡、相談」しながら業務を進めていく必要があります。

特徴4:大手企業の福利厚生が適用されることが多い

産業保健師を雇用している企業は、いわゆる「大企業」が多いです。そのため大手企業の手厚い福利厚生の恩恵を受けられます。

ただし雇用形態が契約社員や派遣社員の場合は、残念ながらその恩恵を十分に受けられないことが多いので注意が必要です。

特徴5:求人件数が少なく、競争率が高い!

産業保健師の求人件数は看護師に比べるとかなり少数です。ひとつの事業所に1名~2名配置である上、一度産業保健師になるとなかなか退職する人がいないため産業保健師の求人が出る機会は少ないです。

また、産業保健師は日勤のみで安定した大手企業で勤められる魅力もあり非常に人気が高い職業です。ひとつの求人に対し10倍~20倍の競争率になることも多く、求人を見つけたとしても採用される可能性は看護師に比べると低いです。

転職活動が長期化することも多く、人によっては1年以上かかる場合もあります。

まとめ:「産業保健師」はこんな人におすすめ♪

いかがでしたか?本日は産業保健師の仕事について簡単にお話しました。

看護師の仕事とは毛色が違う職業なので、次のような方におすすめです♪

産業保健師に向いている人
  • デスクワークが苦ではない
  • 積極的に「報告・連絡・相談」ができる
  • 看護師資格を活かしつつ、夜勤なしの好待遇で働きたい
  • 長期的に転職活動をすることができる
ハルコ

産業保健師は看護職の中でもかなりマイナーな職業ですが、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです♪

学生アイちゃん

ちょっと興味が出てきました!
進路のひとつに加えておきます✨

ハルコ

これからもいろんな情報を発信していくので良ければご覧くださいね♪

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